こんにちは
つくしの大将です
寒くなりましたね
日曜日、日帰りで行った福島県は
僕の住んでる神奈川より、もう少し寒いところでした。
なぜ、福島
それは、以前、厚木で居酒屋をやられていたマスターが
地元、福島に帰ってお蕎麦屋を始められました。
居酒屋をやられてた頃は、毎朝、市場で会って
「この魚は、こうやって食べると旨いんだよ」
なんてことを、よく教えてもらってました
福島に行った今も、厚木に来た時は必ずウチに寄ってくれて、
とっても仲良くさせてもらってます。
遊びに来ると必ず「今度、遊びに来い」と言って帰ります。
美味しい野菜なんかも時々送ってくれて
ほんとに良くしてもらって申し訳ない。
「これはさすがに一度行かないとダメだねぇ～」なんて、
一緒に働いてるおばちゃん達と話して
今回、行く事になりました。
往復700キロ
結構、強行な旅です
朝は7時に集合
お土産買ったりしてたら
結局8時近くに出発することになった
運転手は僕だけ
でも、運転は大好きなんで全然平気です～
4時間半かけて福島に到着
福島って言っても、
たどりついたところは
ものすご～く山奥の「部落」な感じのところ
お店は？というと、そのまた奥のほうの
小高い山の上。一軒家です。
そば処 山城
ありゃ～
聞くところによると、道路も自分で作ったそうな・・
はっきり言って、「こんなとこで商売になるの」です
その代わり、見晴らしは素晴らしいです。
磐梯山も良く見える
到着するとマスターが「お～、よく来たな～」っと
笑顔で迎えてくれました
マスターの笑った顔は、いつ見てもホッとする
ふと、庭を見ると、バーベキューの準備がしてある
マスターに聞くと、仲間が集まって飲むんだそうな
忙しい時に来ちゃってすいませ～ん
店の中に案内されて
待つことしばし
マスターがお昼ごはんを用意してくれました
正直、お蕎麦はあまり期待してなかったです。
マスター、居酒屋さんだったし
が、それが、めちゃくちゃ旨い
初めて、蕎麦が旨いと思いました
実は大将、「蕎麦・餃子オンチ」です。
美味しい店あるから行こう
って言われて行くんですけど
「ん～、美味しいけど・・よくわかんない」っな感じ
すごく美味しくないって感じた事もないし、
ひっくり返るように美味しいのも感じられない。
きっと俺は蕎麦と餃子はオンチなんだ。と思ってた。
しかし、ついに来ました
衝撃的な旨さ
蕎麦はコシがあって、それでいてのど越しがいい
蕎麦の香りがフッワっと薫って、とってもなめらか
つゆも、甘辛の濃いめのやつが、そばちょこの底に少しだけ。
ほんと、美味しい
ここの蕎麦粉、マスターのお兄さんが無農薬で作っています。
それを「挽きたて・打ち立て」で出すと、こういう蕎麦になるらしい。
ま、腕も相当だとは思いますが。
この日も、お兄さんは蕎麦の刈り取りで大忙しでした。
あと、一週間遅かったら新蕎麦だったのにな～って、残念
ってか、どんだけ旨いんだろ。新蕎麦。喰いて～
こんな蕎麦だから口コミで結構忙しいんだって
蕎麦が間に合わなくて、お断りする事もあるそう・・
スゴっ
そうこうしてるうちに、庭ではマスターの仲間が集まって
バーベキューが始まっています。
しばらくすると「一緒に飲もう」っと誘ってくれます。
「いやいや、仲間で楽しくやってるんだから悪い・・」と遠慮すると
「いいから、いいから」と強引に連れて行かれ。
「かんぱ～い」に（僕は運転なんでウーロン茶です
）
最初はみんな ”ぶっきらぼう”な感じですけど、
慣れてくると、そりゃもう、楽しい楽しい
笑や話は絶えません
みんな、いい人ばかりです。
途中で「おら、べこ（牛）に餌やってくる」なんて
いなくなったと思ったら、、また戻って来る人もいたりして
おもしろい
夕方近くなって来ると、さすが福島、底冷えしてきます
僕やおばちゃん達が寒そうにしていると
「俺達は慣れてるから」と自分の着ている上着を貸してくれます。
おばちゃんはともかく、「僕は男だからいいよぉ～」と断ったんですが
これまた強引に「いいから、着れ
」と。
上着も心も暖かい・・・
楽しい時間はあっという間に過ぎて
外は真っ暗。
みんな、「また、遊びにこいよ。俺らも厚木に行くから」
なんて言葉を残して一人、また一人と帰っていきます。
あんなに笑い声がいっぱいだったのにシーンと静まりかえって
あぁ、なんだか寂しい・・
もっと、ゆっくり来たかったなぁ。
そう、僕たちも、そろそろ帰らないと。
別れ間際、マスターに
「今日は仲間のバーベキューに乱入しちゃって、すみません」て言ったら
「乱入？ あいつら、俺が、厚木からお客が来るって言ったら、
バーベキューやろう！って張り切っちゃって、
朝6時から来て準備してんだから、一緒に飲めて良かったんだよ～」って。
もう・・・・
誰一人、そんなこと口にしないで・・・
マスターだって、みんなが帰った後に、そんなこと言って・・
みんな、いいひとばかり。
そして、「いらない！」って言ったのに
またまた、強引に車に積まれた、新米60キロ・・
そして、助手席にそっと置かれた、おむすび・・
もう、ダメ。泣く・・・
福島、行って良かったです。
こんな暖かい人達に出会えた。
「山城」、冬の間は雪深くてクローズです。
また、春になって暖かくなったら遊びに来ますね～。
絶対、絶対、行きますよ～。
ほんと、ありがとう・・・・
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